2006年1月 9日 (月)

日本橋の青空復活 2016年めざし、国交省が調査費

東京・日本橋の橋の上を覆う首都高速道路の高架をどうやってなくすの
か――。小泉首相が昨年末に「景観を損ねている」として首都高移設の
本格検討を指示したのを受けて、国土交通省はこの夏までに地下化や
迂回など複数の事業案をまとめる。07年度予算に調査費を盛り込
み、具体案を絞り込んだうえで、東京都が招致を表明している2016年
オリンピックまでの完成をめざす方針だ。
国交省は、有識者や東京都、中央区などで構成する「日本橋 みちと景
観を考える懇談会」(座長・中村英夫武蔵工大学長)で具体案の検討に
入る。地下化や北側への迂回などの有力な移設案について、移設費用
などのコストを算出して比較する。数千億円にのぼると見られる事業費
は道路特定財源で賄う考えだ。
公共事業予算の削減で財源に乏しい国交省が移設に前のめりなのは、
首相の指示があったことに加え、政府が道路特定財源の一般財源化を
方向づけたため。「景観」重視の流れに乗り、道路以外に流れる予算
を少しでも多く取り込もうという算段のようだ。
《asahi.com 1月8日》

nihon-bashi 確かに「日本橋」には地上と頭の上に二本(にほん)橋がある。だから「にほんばし」だという皮肉まがいの駄洒落も聞かれる。

しかし何故日本橋なのか、それも数千億円の費用をかけて・・・。景観を損ねている公共施設(道路)は首都高日本橋付近だけではあるまい。

そこには「道路特定財源」とその「一般財源化」に絡んだ、「道路族議員」と「国土交通省の道路系技官」が結託した「既得権益保全」の構図が露骨に現れているように思う。

道路特定財源そのものが、以下をはじめとする様々な疑問や矛盾をはらんでいる。

 ○揮発油税の税率についての議論  ○低排出ガス自動車に対する自動車税軽減措置についての疑問

一方、小泉首相が打ち出した「一般財源化」は、この財源を道路整備事業以外にも使用できるようにするものだ。財源があるから使われない(有料)道路が増える・・・といった象徴的な現象などは、特定財源の枠を崩さなくては是正されないだろう。そういった意味では「一般財源化」に賛成だが、その用途が妥当なものかどうかが問われるのは当然だ。

今回小泉首相が指示した日本橋付近の首都高移設は、自身が提言した「一般財源化」とかみ合わない。もともとその程度の思いつきだったのか、あるいは「族議員×国交省」への鼻薬なのか・・・??

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